100kmウォーキングは、完走ではなく「完歩」を目指すチャレンジ。
誰にでも挑戦権がある一方で、完歩率は思っている以上に高くありません。
その理由の多くは、事前に防げる失敗にあります。
自分のこれまでの100㎞ウォーキングの経験から、「100㎞ウォーキング初心者で完歩できるか心配な人に伝えたい」ということをまとめました。
この記事では、初心者が陥りがちな5つの失敗と、実体験をもとにした具体的な対策を紹介します。
初参加の方は、ぜひチェックして本番に備えてください。
- 100㎞ウォーキング初心者がやってしまいがちな5つの失敗とは?
- 各失敗に対する具体的な対策と準備のポイント
- 完歩率を高めるために今からできる事前の備えと心構え
100㎞ウォーキング初心者が失敗しやすい5選と対策
靴選びを間違える(→足のトラブルで歩けなくなる)
100kmウォーク最大の敵は「足の痛み」。
とくに多いのが、靴擦れ・マメ・爪の内出血。
これらの原因の多くは、靴の選び方にあります。
❌ よくある失敗パターン
- 新品の靴で参加(靴が馴染んでいない)
- 普段のスニーカーをそのまま使用
- トレッキングシューズなど、硬すぎて長距離に向かない靴
✅ 対策
- ウォーキング用シューズを選び、最低でも50kmは事前に慣らしておく
- ワンサイズ大きめ+厚手の靴下で指先の圧迫を防止
- マメ対策に「ワセリン」や「靴ずれ防止テープ」も活用

シューズ選びは本当に大事です!
自分の足に合ったものを選び、履き慣らしておきましょう!
② ペース配分が無計画(→中盤で体力切れ)
100kmという長距離に慣れていないと、スタート直後の高揚感でペースが速くなりがち。
これが原因で、中盤以降に一気に失速する人が多いです。
❌ よくある失敗パターン
- 周囲の人につられてペースを上げる
- タイムを気にしすぎて休憩を取らない
- 序盤から走ってしまう(←これ、本当に危険です)
✅ 対策
- 最初の20kmは“意識してゆっくり”歩く
- 1時間に1回は座って休憩+水分補給
- 「ラップ表」や「チェックポイントごとの目標時間」をあらかじめ設定

スマホやスマートウォッチでペースを計測しながら歩くと良いです!
事前に自分に合ったペースを把握しておきましょう!
③ 補給を軽視する(→低血糖・脱水症状)
「まだ大丈夫」と思って補給を後回しにしてしまうのは、エネルギー切れのサインを見逃す原因に。
失速する人の多くは、補給不足が引き金になっています。
❌ よくある失敗パターン
- お腹が空いてから食べる
- スポーツドリンクを嫌って飲まない
- 胃が弱いからと補給を極端に制限
✅ 対策
- 30〜60分おきに少量の補給(おにぎり・羊羹・ゼリー飲料など)
- スポーツドリンクや塩タブレットで電解質の補給も忘れずに
- 携帯食を事前に試して「胃に合うもの」を確認しておく

後半になると、疲れから食欲がなくなっておにぎりなどを食べるのがキツイという方は、ゼリー状のものでエネルギー補給するのがおススメです!
④ メンタルの準備不足(→夜間や疲労時に崩れる)
100kmのうち、必ずどこかで心が折れそうになる瞬間があります。
特に夜間の単調な道や、真夜中の峠越えなどはメンタルが試されるポイント。
❌ よくある失敗パターン
- 精神的にきつくなった時の“逃げ道”がない
- 一人歩きの時間に備えていない
- ゴールばかりを意識して、遠さに絶望する
✅ 対策
- ゴールを意識しすぎず「5kmごとの目標」に分割する
- 音楽やボイスメモなど、自分を励ますツールを持参
- 暗くなる前にライトの準備+防寒対策も万全に

自分を奮い立たせる音楽は割と疲れた体に効きますよ!
⑤ ケアをサボる(→積み重なった疲労でリタイア)
「少しの痛みだから大丈夫」と放置すると、それが30km後にリタイアにつながります。
こまめなセルフケアは、100km歩く上で最も重要な習慣です。
❌ よくある失敗パターン
- 足のマメや痛みを無視して歩き続ける
- ストレッチを怠る
- 靴下を交換せず、蒸れたまま長距離を歩く
✅ 対策
- 休憩ごとに「靴下の交換」「ワセリンの塗り直し」など足のチェック
- 肩・腰・ふくらはぎなど、ストレッチをして疲労を軽減
- 湿布やテーピングも積極的に使う(特に膝や足首)

100㎞ウォーキングの最大の敵は痛みです!
痛みが出る前にケアは十分にやっておくほうが良いです!
まとめ:100kmウォークは“失敗を避ける力”がゴールへ導く
100kmウォーキングは、初心者の方は体力勝負というより「準備×知識×意識」の勝負です。
今回ご紹介した5つの失敗は、どれも「知っていれば防げるもの」ばかり。
みなさんの挑戦が“感動の完歩”となるよう、この記事が少しでも役立てば嬉しいです。
100㎞歩ききったあとの景色は、本当に最高ですよ。
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